芦浦観音寺春の一般公開




昨日芦浦観音寺春の一般公開に行ってきました。観音寺の拝観は予約制ですが春と秋には毎年住職の配慮により、予約なしで境内に入ることが出来ます。境内には草津ボランティアガイドの方がおられて説明を随時していただけます。この日は京都、神戸からも歴史ファンがみえられていました。

観音寺は天台宗別格寺院で信長、秀吉の信任厚く。とりわけ第9世詮舜の時代には秀吉より4万6千石の高禄を受けております。湖上の航行権を一手に握りこの航行権でも7千石運上があり、まことに裕福でかつ強大な権力をもちあわせていました。

  

周りに掘りをめぐらせ土塁で囲み表門前は石垣が築堤してあり、お寺と言うより城郭のようであります。信長が比叡山焼き討ちのおり、信長は観音寺が支配する船を利用しなければならないことを察知していた。詮舜を偽って岐阜城に迎え入れ手厚く歓待し軟禁状態にしておいて船を集め焼き討ちをかけたといわれています。

一方観音寺は近江の正倉院とも呼ばれていますが下記の画像、国指定重要文化財の阿弥陀堂、書院をはじめ絵画で5点、彫刻で2点の重文があり、工芸品、書蹟等を含めると数千点からなる文化財の宝庫でもあります。これらは焼き討ちの際事前に比叡山から持ち運ばれたものとも言われています。

画像は続きで!!


重要文化財の阿弥陀堂。
現在阿弥陀如来立像は琵琶湖文化館に預託されています、クリックしてください如来様が出ます。






同じく重要文化財の書院。野洲の永原御殿を移築されたもの。
現在この2つの建造物以外に堂内に貴重な文化財は残されていません。現在のご時勢では盗難を含めて寺側では維持、管理が出来ないと言うことで、各地の博物館に預託されているそうでこの地で見られないのは少し残念です。重文の阿弥陀如来立像についてはこの3月琵琶湖文化館のサヨナラ公開で見てきました。それはそれは美しくて気品漂う如来さまでした。

こちらの記事から
   
今回の訪問で一つ知り得たことは、境内にある聖天堂の回廊前にあるこの板塀と、鬼瓦にある彫刻物です。何かと思われますか、大根が彫られています。聖天さんは歓喜天といい天部の一つで仏像の守護神であります。聖天さんを奉るときは供物として酒および大根が供えられます、聖天さまの好物ですとガイドさんは説明されていました。

面白い話しを聞かせていただいて満足して帰りました。
今日5日も一般公開はあるようです出かけてみてはいかがですか。

タグ :草津大根


2008年05月05日 Posted by吉祥 at 07:37 │Comments(8)TrackBack(0)近江歴史回廊

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この記事へのコメント
聖天堂の話。
私も昨秋の清掃の時に、ガイドさんに教えていただきました。
あの「観音寺」の雰囲気はお気に入りです。
修復保存が待ち遠しいですね。。
Posted by sumisumi at 2008年05月05日 09:44
芦浦観音寺は昔、琵琶湖の船奉行として権力を握っていたので観音寺の作りも、吉祥さんが言っているように城郭みたいですね。
聖天堂の話も面白いですね。
Posted by kobatoan at 2008年05月05日 11:01
sumiさんへ
秋の公開も雰囲気があってよさそうですね、今秋都合がつければ秋も行ってみます。建物の傷みが深刻ですね、この文化財を何とか生かす手立てがないものだろうだろうかと思っています。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年05月05日 15:06
kobatoanさんこんにちは
ここもkobatoanさんは何度か行かれているようですね。聖天さんの話は、前の組の方に説明されていて私は終わりの方を少し聞いただけで、家に帰ってから改めてネットで調べ直しました。
多分記事に書いたとおりだと思っています。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年05月05日 15:16
吉祥さん、おはようございます。
10年ぐらい前に、ここが芦浦観音さまの所と紹介されたことがあります。
1度ゆっくり見てみたいです。
Posted by ノンノン at 2008年05月06日 07:24
ノンノンさんへ
秋にも一般公開はあるようです。
観光寺ではないので見るべきものはさほどありませんが、歴史ファンの方には取っておきの場所のようです。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年05月06日 09:30
私も駅のポスターをみて、芦浦観音寺にいってみたいなーとおもってましたが・・ますます行きたくなりました(><)
Posted by キミドリキミドリ at 2008年05月06日 23:50
キミドリさんこんにちは
駅にポスターが貼ってあったのですかかなり宣伝に力を入れておられるのですね。観光寺ではないですがその歴史はけして負けるものではありません。ただ現在記事にも載せましたが建造物以外見るべきものがないのは惜しまれます。Sumiさんのコメントにもあるように修復保存されて、願わくば博物館でも出来て散在している文化財が里いりできるといいのにと思っています。

俗化されていない分、庭は自然的で趣きがあって時代を感じます。庭の手入れもレイカ大学の園芸科を卒業された方が行っていると以前聞きました。

春の一般公開は終わりましたが、毎年春と秋に一般公開されているようです。先の長い話ですが、この秋に是非行かれてみてはと思います。本堂の廊下に座って近江の古を偲ぶのも乙なものと思います。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年05月07日 10:08