縣魚




縣魚(げぎょ)は純和様の妻のない建物以外、寺社建築に必ずついています。
縣魚とは棟木(屋根を支える横の木で、柱と共に最も大切な部材)あるいは、その下部についている桁の切口部分を雨から保護するのが本来の目的だそうです。
それが装飾化されていって彫刻されるようになりました。元は魚の尾をデザインしたものがそのルーツであるらしい。なぜ魚と言うと瓦の留蓋と同じく魚=水で、火災除けの意味をもっているそうです。

屋根の高い下にあって棟木についているのが拝み縣魚、その下の桁に左右2つあるのが降り縣魚とよびます。面白いことにこの縣魚には色々と形があるようで、おおきく分けて4種類になるそうです。

1、猪の目縣魚
2、かぶら縣魚
3、三つ花縣魚
4、梅鉢縣魚

写真は下物町天満宮で撮ったものです。屋根の一番高いところについていますから小さな社をさがして撮影しました。中ほどに穴が3箇所あいているのがわかるでしょうか。3つの内一つは瓢箪になっていました。このように3箇所穴があいているのが猪の目縣魚とよぶようです。もっとも多く見られるようです。

それにしてもなぜ猪の目と呼ぶのか不思議です。イノシシの目は3ツあるのでしょうか。その上に6角形をして天狗の鼻のようなものがでているのが見えます。これを六葉(ろくよう)と言って縣魚にこれも必ずついています。これは縣魚を取り付ける際の釘隠しだそうです。

縣魚を見ようとすると建物の正面からでは見えません。横側から見て屋根の高いところについていますから、寺社に行ってもあまり見ることがないかも知れないです。
そういう私もなんかあるなあーとは思っていましたが、注意深く見たことなかったです。寺社には必ずついてあると言うことなので近くの神社でとりあえず4種類の縣魚を探してみます。


2008年11月17日 Posted by吉祥 at 10:58 │Comments(6)TrackBack(0)寺社四方山話

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この記事へのコメント
吉祥さん、おはようございます。縣魚について詳しく教えていただきありがとうございます。今までほとんど注目していませんでした。吉祥さんのブログで勉強してから注目するようになったものが結構あります。これからも教えて下さい。
Posted by kobatoan at 2008年11月17日 11:33
kobatoanさんこんにちは。
油日ウォーキング行かれたようですね。雨中だったようでお疲れ様でした。私とこの比叡山は雨で中止となりがっくりです。

縣魚ですが私も実のところ、今までじっくり見てなくてお恥ずかしいです。せめて市内の神社ぐらいもう一度行きなおしてきます。いつまでたっても見落としの再訪ばかりです。

イノシシとカブラはよくあるそうです。
Posted by 吉祥 at 2008年11月17日 12:49
吉祥さん,こんばんは!
私もkobatoanさんと同じく吉祥さんのブログでいろいろと学ばせて貰ってます。
同じ神社仏閣を見ても吉祥さんは私とは違い見る角度や視点の置き所が一味、
違うなと感心しています。
又、これからもヨロシクお願い致します。
Posted by DreamDream at 2008年11月18日 21:56
Dreamさんおはようございます。
今朝は寒いですね。たまらんです。
いつも丁寧に見て頂いているのですね。ありがとうございます。

少し角度をかえて見ると色々と、次から次へと疑問なり興味が沸いてきて楽しいものです。今後ともよろしく願います。
Posted by 吉祥 at 2008年11月19日 09:24
お寒くなりました  冬に向かいますね~!!
先日の本に載ってましたね、、、、、一応読んでますが、、、、
     本を持って歩かないと、咄嗟に名前が思い出せません!(^^)!
でもこうしてブログに載せていただくと、
            もう一度本を読み直す事が出来ます、、、しかし、、
覚えが悪くて、悲しいくなります~(^^)
Posted by パルパル at 2008年11月19日 16:23
パルさん今晩は
今日は寒いですね、ブルブルです。
私もいっしょですよもう覚えることは無理なみたい。悲しみ通り越してどん底です。しかしですね少しづつでもいいから覚えられたといいと思っています。

今日パルさんにコメントもらった時間に、近くの神社へ縣魚探しに行って来ました。縣魚もそうだけど木鼻もあって一度に考えると頭がパニックてしまうので、縣魚だけみてきました。

またアップしますから見てくださいね。それにしても寒いです。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年11月19日 19:25
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