2008年08月18日

近松寺

近松寺  近松寺
大津日赤病院の西側にある急な石段を上り詰めると、そこに近江西国33所札所第4番「近松寺」がある。江戸時代には近松門左衛門もこの地で3年間過ごしたという。近松は近松寺から拝借したかは定かでないらしい。近松寺の本尊は千手観世音菩薩で秘仏である。開山は平安時代に安然大徳が三井寺の三別所の一つとして開いたものである。

この安然大徳は涅槃経を訳したとされる。つまり涅槃経の真理を表音文字で表したもの、それがいろは48文字である。

1 諸行無常
  (色は匂へど、散りぬるを)
いろはにほへとちりぬるを

2 是正滅法
  (我が世、誰ぞ常ならむ)
わかよたれそつねならむ

3 生滅滅己
  (有為の奥山、今日越えて)
うゐのおくやまけふこえて

4 寂滅為楽
  (浅き夢見し酔ひもせず)
あさきゆめみしゑひもせす
近松寺


当日本堂の扉が開いており、くつを脱いでおあがりくださいと書いていたので、中に入って参らせてもらって出ようとしたら若奥様らしき方とばったり。もう少しで衝突しそうでした。軽く会釈して靴を履きかけると、善光寺さんの方も参っていただけましたかとのこと。今日から一年に一度善光寺如来さんが御開帳されています、ぜひ参ってくださいと声をかけて頂きました。

私は別棟だと思い靴を履きかけたのですが、廊下でこの近松寺と隣の善光寺は繋がっていました。若奥様の案内でおそるおそる廊下を渡りました。若奥様が座られたので私も正座で座りました。

このお寺の由来のパンフレットを頂きました。そちらが本堂で近松寺と書きますが「ごんしょうじ」といいます。そしてここは善光寺で長野県の善光寺の分身を祀っています。ここは三井寺の末寺で観音さんが本尊で秘仏で「高観音」と一般的には呼ばれています、、、、、他にも色々とお話を伺いました。

参拝者は私一人で対面で説明を受けました正直感激しました。そして内陣の中に入れていただき目の前で一年に一度の開帳の阿弥陀如来を拝観し、近江西国33所観音霊場の話とか世間話をしていました。たまたま何か用事で本堂にこられたと思いますが、お忙しいなか説明までしていただきありがとうございました。

近松寺


豆の粉地蔵さんも参って気をつけてお帰りくださいの声に深々とお礼して本堂を後にしました。外にでると大津市内の見晴らしが素晴らしく、観音さんの慈悲も頂いた気分になりました。



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この記事へのコメント
吉祥さん、今日は。大津日赤病院の付近にもいろいろな名所があるんですね。「近松寺」(ごんしょうじ)、善光寺があるのは知りませんでした。近江西国33所札所第4番なのに、知らないできたのは不見識ですね。近いうちに行ってみたいと思っています。
Posted by kobatoan at 2008年08月18日 16:07
今晩は!!

吉祥さんは近江西国33札所を廻られてるのですか? 私はお寺さんへお参りした折には、ご朱印は頂いて参りますが、特別に何を信仰してる訳ではありません。

涅槃経がいろは文字とは初耳でした。涅槃経もですが・・仏教のお経はどれだけあるのでしょうか?

長野の善光寺の分身のお寺さんが、大津にもあるんですか?分身の意味が分りませんが、善光寺と名の付くお寺さんは他にも有ります、やはり長野の善光寺が元なんでしょうね?

地図ご親切に有難う御座いました。
Posted by パル at 2008年08月18日 19:07
kobatoanさんへ
日赤の近くには結構面白いところあります。昔母親が日赤に入院していて、暇つぶしに何度かこの近松寺は行きました。いつもは扉が閉まっていて本堂に上がったのは初めてでした。建物も秘仏も大津市の指定文化財だそうです。

近江西国33所巡拝はこれでようやく4ヶ寺です先は長いです。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年08月19日 10:08
パルさんこんにちは
そうです近江西国33所観音巡礼始めました。若かりし頃西国33箇所めぐりに行くから、仲間に入らないかと声をかけられ満願成就しました。ただ当時はあまりにも若すぎて掛け軸を、持って回ったこと位しか記憶
に残っていません。今もその掛け軸は表装もせず押入れにしまったままです。

私も特定の宗教は信仰いたしておりません。ただ実家の方が檀家寺もあってごく普通にお墓参りをしていますから一応仏教徒かなあーと思っています。

今回、年齢も重ねてきて昔よりはお寺の好さが、理解できる歳となりました。発奮してもう一度西国33ヶ所巡りに行くといいのですが、一人では行けそうにありませんから断念しました。丁度近江の国には近江33ヶ所がありますから、これだと気軽に行けるのではと思い始めました。
朱印帳も持たずに回っています。

パルさんもお寺参りされているとか、ブログアップお願いします。
善光寺と名の付いたお寺は全国各地にあるようです。まだ行ってませんが栗東の手原に新善光寺という、この地域では有名なお寺もあります。分身というかいずれも阿弥陀三尊形式で善光寺様式という形式
になっているようです。お経の数がいくつあるのかは全く見当つかないです。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年08月19日 10:10
ご丁寧なお返事有難う御座います。

西国33箇所は満願成就されてるとは 凄いですね。
近江西国33所観音巡礼 目的があってのお寺参り羨ましい気もします。
良い季節に入りますから 秋は紅葉が楽しめますね。

吉祥さんのように、私 お寺の事は詳しくありませんので、私のブログアップはとんでもないです。
吉祥さんのブログでまた勉強させて頂きますので、よろしくお願いします。
Posted by パルパル at 2008年08月19日 16:25
パルさんこんにちは
私もお寺のことはそれ程詳しくないです。難しくて理解できんです。
県内に観音霊場があるとは嬉しいです。西国だと和歌山の那智山、姫路の書写山それに岐阜の谷汲山までありますが、近江だと私のところからでは一番遠いところで木之本ですから身近です。

県下に33ヶ寺がちらばっていますから、パルさんの近くまで行くことになるかも知れません。紅葉の頃に行けるといいのになあーとは思っています。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年08月19日 16:48
吉祥さん、こんにちは。

お寺さんのことで思い出したことがありますのでお邪魔します。
去年の春、義母と愛知祖父江の善光寺、谷汲山の華厳寺に行きました。
いずれも東海なので吉祥さんにとってはご参考にならないと思っていたのですがこちらを拝見して名前が出てましたので仲間に入れて下さい。祖父江の善光寺は屋根の修繕中で他に参拝客はいなくて、私達だけで住職さんらしき方からご親切に説明を受けました。全国で100以上ある中で特にここは別格だと。なぜかは覚えてないのです。50年に一度のご開帳が終わったばかりとか。あとは義母が熱心にうなづいていました。私は新製品のテストを兼ねていたので失礼ながらそちらに目にが行ってました。義母と暗闇の階段を降りて、極楽浄土に辿りついて豪華絢爛な装飾に驚き、地獄よりこっちに行かせてねとお願いしました。

谷汲さんの華厳寺って岐阜なのに西国の33ヶ所の満願だったのですね。やっと理解できました。私、ここで33ヶ所イッキに廻りましたけど。本堂の裏山で。地獄に行きますか?

御詠歌 世を照らす仏のしるし ありければ まだともしび消えぬなりけり 車のサンバイザーにはさんでますし、少し離れた横蔵寺の妙心法師のミイラにも入念にお参りしましたけど。
Posted by まいママ at 2008年08月21日 18:25
まいママさんこんにちは。
西国33ヶ所は若い頃(30才の前半)知り合いの人に誘われて仲間にいれていただきました。当時は巡礼などまだまったく興味がない頃で、今思えばもったいないことしてしまいました。どちらかと言うとしぶしぶついて行っただけでしたからよく覚えていませんが、谷汲山だけは少しばかり記憶があります。参道が長かったことそして山門に大きな草鞋があったと思います。私入れて4人グループでみなさん年長でした。そのうちの一人が石に興味があったみたいで、みやげ物さんが並んでいる中に何軒か名石を売っていました。そこで仲間のおっちゃんが随分ねばって置石を買われました。確かここだったと思うのですが。

33ヶ所は滋賀、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫の近畿各県と岐阜の谷汲さんと全県にまたがっており、余程のことがないと行けないようです。今バス会社が一人でも参加できる、ツアーがあるようですが。

裏山に33ヶ所がありましたということですが、33ヶ所回りたいと思っても行けない人にこのように各寺院の菩薩を一同に集めているところはあります。どんな姿の菩薩におすがりしたとしても地獄に行くことはありえないことです。

この観音信仰がなぜ人気があるのか、それは人間は強欲で観音さまは人間になりかわって修行されておられます。手を合わせることは観音さまに願っていることになるのでしょうか、ただ聞き入れてくださるか
どうか分からないところが、これまた夢想の世界です。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年08月22日 09:40
吉祥さん、大人げない問いにもお慰めのお言葉ありがとうございます。
                                            
過去に戻り、詫びたい人びとたくさんいます。祖父母、両親..続柄からでも私の立場は孫、娘、めい、姉、いとこ、妻、嫁、母、小姑、おば..
決して自慢できる過去ではありません。現在でも赴任してからというもの子供に何かあってもすぐにかけつけてやれず..母親失格です。つらいです。

義母とは今でこそ仲良く出かけますが、当初はひどい嫁でした。
泣かせたこともありました。月日が経ち私が変化してから歯車が正常に回りだしたと思います。子供達のおばあちゃん、夫を産んでくれた人。。。

ひょっとして、地獄も覚悟しときます。

福島に嫁いでる義姉はひどい嫁に対しても親切です。尊敬の念を持つぐらいの人です。ままどーる.エキソンパイというお菓子が大好物の私に身体を気遣う温かい励ましの手紙とともによく送ってくれます。
果たして妹や弟の配偶者にどうか。
今から遅いかもですね。

吉祥さん、無知な私ですが、なんとか地獄は免れたいです。
色々教えてください。京都に三十三間堂ってありますね、西国、近江も33。関連はあります?
Posted by JE at 2008年08月23日 18:02
こんにちは
三十三間堂の33は、建物が33間あるということで、33ヶ所の33とは関係ありません。33という数字は観音さまは33の姿に変えて、衆生
(私たちのこと)救ってくださるということで、33ヶ寺が選ばれています。

完全無欠な人はいませんから観音さまにおすがりする。ですから1000年も前からこの観音信仰がはじまっていまだに続いているのだと思います。所詮人間なんて弱いものだと思います。
Posted by 吉祥吉祥 at 2008年08月24日 07:47
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