水野正好先生の講演に行ってきました
昭和に野洲の銅鐸が発見されてから、今年は50年目にあたるのだそうです。それで先日銅鐸博物館で水野先生を迎えて、記念講演があり私も出かけてきました。
先生は元々は滋賀県の文化財保護課に勤務されていて、その後奈良大学の学長を勤められた方です。その後も多方面で幅広く活躍されていて、考古学の第一人者であることは間違いありません。
以前図書館でサンライズ社出版の銅鐸と邪馬台国という本を借りてきて読みました。ひよっとしたらこのブログに書いたかも知れません。これは平成10年に当時の野洲町で行われた、銅鐸サミット&シンポジュームの内容を出版されたものです。
とりわけ発見当時、京大梅原末治教授との丁々発止の生々しい確執が記されていて記憶に残っていました。当日どんな話が飛び出すものかと思っていたら、なんと10年以上も前にこの本に書かれた内容そのままでした。この梅原先生ですが性格的にかなり厳しい方だったようで、論敵も多くおられたみたいです。
ところで銅鐸ですが、謎が多いですね。その最たるものですが使用目的ですが、当初はやはり楽器として使われていたようで後々に飾り物に変化していったとか。
でも水野先生は楽器は楽器でも軍事用の楽器が持論なんだそうです。講演はがんばって聴いていたのですが、一部聞きづらいところがあったので帰り際守山図書館で再度銅鐸と邪馬台国借りてきました。
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