古琵琶湖層の化石

吉祥

2008年12月15日 13:00

土曜日に琵琶湖博物館セミナーに行ってきました。
1時限は「古琵琶湖のゾウ化石が教える地球のリズム」と題して講演がありました。琵琶湖ができた400万年前は大陸と陸続きで、大陸から自由にゾウが行き来していたと考えられています。いただいた資料によるとおよそ300万年あたりまでは今の列島は大陸の一部で半島となしていたらしいです。その後気候の変化により、大陸と陸続きになったり海峡となって大陸との遮断を繰り返しているようです。

400万年の間に資料をみると23回陸続きと島がくりかえされているようで、一番古い化石がミエゾウでアケボノゾウ、シガゾウ、トウヨウゾウ、ナマンゾウと種の変化がみられるようです。


学芸員さんの案内でスイショウの木の説明を受けました。


後半は化石林の話でした。
愛知川から250万年前のメタセコイヤとスイショウの化石林がみつかっていて、メタセコイヤとスイショウの共生の話がありました。
ところでメタセコイヤとスイショウの木ですが、ここ琵琶湖博物館に植わっています。メタセコイヤは膳所の湖畔でもありますし県内でよく見かけます。しかしスイショウの木は知りませんでした。学芸員さんの案内で一同、館外にでてスイショウの木の説明をしていただきました。県内では琵琶湖博物館にしかないようで、京大の研究林とあと一箇所ぐらいしかない極めて珍しい木だそうです。

葉は半常緑種で一部だけ枯れなくて緑が残るそうです。写真でわかりますか葉は枯れていますが先端部分だけ緑が残るようです。



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