フロリダバスのこと。

吉祥

2009年02月16日 12:33

琵琶湖セミナーに行って来ました。
ブルーギルの繁殖実態と外来魚の本質を問うの2件の講話がありました。
ブラックバスが持ち込まれたのは1925年だそうで、随分昔のことなんですね。
ブルーギルについては、一昨年ですが天皇陛下の來県のおりの発言で聞いて
おりました。この日この件について川那辺館長からも発言がありました。

発言内容を間違いなく書けるとよいのですが、その真意を伝える自信もないので
はぶきますが、天皇が放流したのではなく研究機関に預けて処遇について委ね
られたということだそうです。
当時の情勢では鯛、ひらめに食感が似ているということで、食料としての期待が
あったようです。

ブルーギルの生態としては水深1mがないと繁殖できないようで、浅瀬とか水の
流れが早いとこでは生育が難しいようです。
バスについて困ったことがおきているそうです。それはバスが大きくなってきて
いるそうです。
これは当初ノーザンバスだけであったが、1990年代から今まで見られなかった
亜種のフロリダバスがあがるようになってきました。このフロリダバスはノーザン
バスより大型種で、今ではノーザンとフロリダの交雑種第一世代(F1)二世代も
生まれているようです。巷に良く聞く放流が行われた可能性があるとらしいです。

外来魚の処遇についての問題は難しいですね、生態系に始まってレジャー釣りに、
食、生き物の命、さては倫理感と中井研究員の苦労と、琵琶湖博物館の苦渋が
見て取れるセミナーでありました。


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