苧麻

吉祥

2013年07月14日 07:53



先日ある人から糸を紡ぐ人を知らないかと問われた。あまりにも突飛な質問であって、そういう人は私は知らないのだが又どうしてと逆質問した。
カラムシから繊維を取って糸にしたいのだと云う。そのまま布地にしてもらったらなお良いとの事。私はカラムシと言うのだから蚕のような虫を想像したのだが、虫ではなくて植物だと云う。

カラムシとか苧麻(ちょま)と言って全国的に何処でも生えているそうだ。何でも背が高くなるそうで、荒地なんかによく群生していて葉の裏側は白いのが特徴だとか。と云って、この辺でもある筈だと云ってさがしだした。生憎カラムシは見つからなかったが、この辺でも言うのだから極普通に目にする雑草のようだ。

カラムシは古代からあって、古代人はこの草の繊維でもって服を編んでいたらしい。上杉謙信はこの草を育てることを奨励したほどだと説明してくれた。だけどそこらじゅうにいくらでもあると云われても、これだと云ってもらわない限りわからない。家に帰って早速調べたらその草姿をすぐにわかった。あ~あるある、この草何処かでみたぞ。所がどこでと云われると分からない。

昨日栗東の方を単車で走っていてあっと思った。この草ではなかろうか、葉を裏返してみると確かに白い。川の土手とかJRの線路ののり面なんかによく生えている雑草だ。
木綿が出てくるまでは、この草の表皮でもって上布が織られていたらしくて中世の頃では高級織物だったとか。


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