江若鉄道日吉駅の桜
朝から近くの公園を歩いてきました。桜が綺麗に咲いていて見事でしたが、お天気情報によると今日からしばらくの間下り坂とか。折角綺麗に咲いた花が散ってしまわないか気になるところです。
ここの所連日江若鉄道の記事ばかりなのですが、今日も飽きもせずに江若鉄道の思い出からです。
今のJR比叡山坂本駅の所に江若時代は日吉という駅がありました。江若鉄道の駅については、乗車駅となった我がふる里の駅と、終着駅の浜大津駅以外は殆ど覚えがありません。途中下車をすると云うことがなかったことを考えると、致し方無いのかもしれませんがね。
と云うことで記憶から消え去ろうとしている、江若鉄道の駅の中でもこの日吉駅は唯一覚えがある駅です。
この日吉駅~三井寺下駅の間には叡山、滋賀駅があったのですが両駅ともほとんど覚えてないです。日吉駅を出ると、今では考えられないのですがほぼ田んぼの中を走っていました。住居は京阪沿線、若しくは国道の161号線沿いに構えていたんだろうと思います。日吉駅は小さな駅で離合(行き違い)ができなかったんだと記憶しているのですがね。しかしここは比叡山中学、比叡山高校の生徒が多く乗り降りして、当時は賑わっていました。
先日の大津歴博の講座でも、廃線となった当日の写真を紹介されていましたが、古びた木造の小さな駅でした。が、この駅は今の時期すっごく綺麗な駅でしたよ。土盛りのホームに大きな桜の木があって、毎年満開に花を咲かせていました。桜の花を愛でるという心は持ち合わせていなかった高校生の時でも、この桜の花はなんて綺麗なんだろうと車窓から見とれていました。そして桜の花が散る頃ともなると、ひらひらと舞い落ちた花びらでホームがピンク色に染まっていました(←ちよっと言い過ぎかも)。
この日吉駅、今般サンライズ社から出版された「江若鉄道の思い出」の表紙を飾っているようです。
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