熊谷栄三郎さんの話しを聞く
今日マイマイ講座の最終回と言うことででかけてきました。
今回お話を聞くことができたのは熊谷栄三郎さんで、氏は元京都新聞の新聞記者さんで現在エッセイストとして活躍中です。
今日お話のタイトルは「おもしろ楽しく”おーい老い”」と「町の文化、村の文化」と一度に2つの話題を聞くことができました。
町住まいの方から見ると村の文化は、文化的に劣っていて行事、風習を茶化す傾向にある。熊谷さんはそうではなくて村文化の優れているとのことで、優れていることを立証するのに全国に行かれたようです。
行かれたというより熊谷さんはもう35年前から渓流つりが趣味で、これは家に帰って来てネットみて知ったのですが、山と渓谷社にもいっぱい執筆されている方なんですね。
渓流つりに行くと山奥まで入っていきます。山に行くと必ずといって、そば茶屋があってじゃあ自分でそば粉をつくってそばを打とうということになり、山奥に5反からの土地を借りてそばを仲間と育てたとか話しておられました。熊谷さんは草津の方で草津でも畑を借りてそば粉をつくっておられたらしいですよ。
なんかよくわからんのですが、つぶあんが好きで日本つぶあん協会を作ったり、日本まずいもの協会もたちあげたらしいです。
このつぶあんのことも、まずいものの話しも面白おかしく皆さんへへへクスクスと笑いが絶えませんでした。仕事の取材と趣味で全国各地を歩かれて仕事も遊びに、遊びを遊びに変えることができる達人なんですね。話しを聞いているとなんでも面白く聞けてしまうから不思議です。
もう一つの「おーい老い」。
同名の本を出版されているのですね。実は私はこちらの方の話しを聞きたかった。どすれば元気で楽しい老後を送ることができるのかヒントがほしくてね。
氏によるとそれはユーモアだと説かれていました。老いてゆく自分の嘆きをユーモアに変えていく力が必要であるとのことです。
講義中はなんとなくイメージをもって帰ったつもりなのですが、いまこうやってブログを書いていると、そうは言うものの現実はそうではないでしょうと言うのが本音であります。
ここで私も思わず笑ったのに、250年前に臨済宗の仙崖(せんがい)和尚が書かれた「老人六歌仙」を紹介していただきました。
一つだけいや二つ紹介しておきます。
☆ くどくなる 気短かになる 愚痴になる 出しゃばりたがる 世話焼きたがる
☆ またしても 同じ話に 子をほめる 達者自慢に 人はいやがる
究極はこれでしょう
★ よく歩く人はボケない 歩かない人はボケてから歩く。
一同大笑い、でも笑ってはいけない。みんな自分は大丈夫だと思っているがこればかりは誰もわからない。それにこれでもって苦労されている家族がいっぱいおられるんだから。しかし自分と家内だけはこの難から逃れたいと思って今日のブログの締めとしたい。
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