最終回の近江考に行ってきました。
前半の部はびわこ成蹊スポーツ大学の谷川尚己准教授、後半はびわこ学院大学
短期大学部の宮坂朋幸講師でした。
滋賀県に国体がやってきたのは昭和56年のことだったのですね。いつの間にか
28年前のこととなってしまいました。まだ私も若かったしそれに直接参加した訳でも
ありませんから、記憶から遠ざかってしまいました。市内でジャージ姿の選手を見か
けた程度の記憶しか残っていません。
当時各会場となっていた所設備も、中には老朽化が目立ち既に使うことができない
施設もあるとのことでした。国体も既に2巡目に入ってきており、まだ決定はしてい
ないが順番からすると平成36年が滋賀県開催となるそうです。
国体も種々問題が指摘されており縮小国体となりそうです。
このあとスポーツマスターズ及び昨年のスポレクを例に生涯スポーツのあり方の
話しがありました。
続いて宮坂先生の近江の近代学校成立史と題しての講演がありました。先生は
教育史が専門だそうで研究の傍ら大学で教鞭をとっておられるそうです。
教育史といってもよく分からない分野なのですが、全国で教育誌が出来ていないの
は滋賀県だけなんだそうです。和歌山と滋賀県だけがまだ教育誌がなかったので
すが和歌山が発刊されとうとう滋賀県のみが取り残されてしまったとのことでした。
今滋賀大学の木全教授を含め、10名ほどで研究グループを作っておられるそうで
、何か専門的に思われるかも知れませんがグループに入って欲しいとの話であり
ました。
それと近代学校成立史を書くとなると資料不足でどんな些細ことでも結構なので
資料提供を呼びかけておられました。
事実滋賀県で一番最初に出来た長浜の開智学校にしても、滋賀県第一小学校
明治4年開校と県史の他にも書かれているが明治4年はまだ滋賀県は出来ておら
ず滋賀と言う言葉はなかった時代なんだそうです。
寺子屋から始まった学校成立史ですが、県内にはその資料が残っていないそうだ。