草津宿シンポジウム
草津宿シンポジュームに行って来ました。
テーマは「草津宿を掘る。」過去草津本陣の保存工事で史跡内において発掘
調査が行われました。そのとき複層に亘り火災層が見つかっているそうで
あります。
今回本陣近くの街道沿いが発掘調査され一部調査結果が報告されました。
本陣文書によると度々草津宿に於いて火災があった記述がみられ、今回の発掘
では5層にわけられるがそのうちの2層に焼土層が見つかったそうです。
それとともに陶磁器類をはじめに瓦、木製下駄まで出土しました。これにより文献
との整合性がはかれ草津宿に大火があったことが実証されました。
発掘の最下層は宿場町が整備されだした1600年代の頃の地層と考えられ、
今の表層より140センチ地表下であったそうである。
込田公園から第二小学校だったか近年までため池であったと聞いています。池
の残土を草津宿の整地にでも使ったのでしょうか。
400年近くの間に140センチかさ上げされていたと聞いて驚きました。出土品が
展示されていましたが完全な形の陶器はなかったように思います。しかし極一部
の発掘ですから草津宿跡にはまだ多くの陶磁器類が眠っているかも知れないで
いですね。
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